やればやるほど仕事が増える！今の職場で働き続ける危険性と頑張りすぎを手放すための解決策

「やればやるほど仕事が増える」と悩んでいるあなたへ。

そんな毎日に、疲れを感じていませんか？

 

「断ったら評価が下がりそうだし、嫌な顔をされたくない」

そんな思いがあるからこそ、つい引き受けてしまうこともありますよね。

 

この記事では、やればやるほど仕事が増える職場で働き続ける危険性と仕事で限界を感じた時の解決策を紹介します。

今の働き方に違和感があるなら、まずはその気持ちに気づくことから始めてみませんか？

 

【体験談】やればやるほど仕事が増える職場に限界を感じていました

 

IT業界でプログラマーとして働き始めて3年目。

最初のうちは覚えることも多くて毎日が必死でしたが、ある程度の業務には慣れてきて、少しは余裕が出てきた頃でした。

そんなある日、新しいプロジェクトが発表されたんです。

 

「また、仕事が増えるのか…」

発表を聞いた瞬間、心の中で思わずため息が漏れました。

正直、不安しかありませんでした。

なぜなら、うちの会社では“頑張る人に仕事が集中する”空気が蔓延していたからです。

自分が一度スムーズに仕事を終えると、「あいつなら任せられる」と言わんばかりに次々と新しい業務が降ってきました。

 

上司は営業職で、開発の現場についてはほとんど理解がないように見えました。

いや、分かってて無理してるのかもしれません。

とにかく、クライアントの希望をそのまま受け入れてしまい、納期はいつもギリギリ。

無理があるスケジュールの案件ばかりで、「ホント、勘弁してくれ…」と心の中で何度も叫んでいました。

 

納期に間に合わせるために、先輩たちは毎日のように終電。

中には月100時間以上の残業をしている人もいました。

「自分も、ああなってしまうのかな…」と思うとゾッとしました。

 

そんな状況でも「ボーナスがしっかり出るなら頑張れる」と自分に言い聞かせていましたが、入社してからボーナスが出たのはたった1回。

しかも、5万円。

それを聞いたときの衝撃は今でも忘れられません。

「えっ…これだけ？ホントに？」と声に出してしまいました。

他社では1ヶ月分、2ヶ月分と聞いていたので、さすがに落胆しました。

 

そしてまた別の案件が終わりに近づいた頃、上司が嬉しそうに「次もいい案件取ってきたよ」と報告してきたのです。

こっちはまだ燃え尽きていないだけで、心も体もボロボロなのに。

心の中では「またかよ……やればやるほど終わらないじゃん」と叫んでいました。

 

「なんで、頑張れば頑張るほど苦しくなるんだろう…正直もう限界かも…」

そんな風に毎日思いながら、パソコンの前で無表情にキーボードを叩いていました。

気づけば、土日も仕事のことが頭から離れなくなっていて、夢の中でもコードを書いていることがありました。

まるで、ずっと追いかけられているような感覚です。

 

最終的に私は、転職という選択をしました。

今は開発の現場をしっかり理解してくれるマネージャーのもとで、無理のないスケジュールで仕事ができています。

あの時、勇気を出して動いて本当に良かったと心から思っています。

 

 

やればやるほど仕事が増える職場で働き続ける危険性

頑張れば頑張るほど、なぜか仕事がどんどん増えてしまう…そんな状況に、心が疲れてしまっている方も多いのではないでしょうか。

ここでは以下の内容について説明していきますね。

一見まじめで一生懸命働いていることが評価されるべきなのに、気づけば自分だけが疲弊してしまう。そんな悪循環が生まれる背景には、いくつかの共通点があります。

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

 

仕事に対する責任感が必要以上に強い

責任感が強すぎることは、時に自分を苦しめてしまいます。なぜなら、「自分がやらなきゃ」と思う気持ちが、無理な仕事の引き受けにつながるからです。

「頼られるのが嬉しい」「迷惑をかけたくない」といった気持ちがある一方で、限界を超えてしまうことも。責任感の強さが裏目に出てしまう典型的なパターンです。

 

業務量が見合っていないのに評価されにくい

頑張っても正当な評価につながらない職場は要注意です。なぜなら、「あの人はやってくれるから」と都合よく扱われてしまうからです。

「もっと評価してくれると思ったのに……」と感じた経験がある方も多いのではないでしょうか。適正な評価がないと、ただ疲れるだけの働き方になってしまいます。

 

断れない人と見なされてしまっている

頼まれたことを断れない性格だと、仕事をどんどん押し付けられてしまいます。なぜなら、「この人に頼めば嫌な顔をしない」と思われてしまうからです。

仕事が増えても断れない雰囲気が出来上がっていると、どんどん自分だけが忙しくなってしまいます。「やればやるほど仕事が増える」状態に陥る一因です。

 

やればやるほど仕事が増えると悩んだ時の解決策

仕事を頑張っても頑張っても、終わるどころかどんどん新しい仕事が舞い込んでくる…。そんな状況が続くと、「もう限界かもしれない」と感じてしまいますよね。

特に責任感が強く、真面目な人ほど「自分がやらなきゃ」と抱え込んでしまいがちです。

ここでは以下の内容について説明していきますね。

まずは、今いる職場の中でできることを見直してみましょう。その上で、どうしても改善が難しければ、外に目を向けることも大切です。

無理をし続けて心や体を壊してしまう前に、できることから少しずつ動いていきましょう。それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

 

社内リソースや周囲の人を活用して負担を軽くする

仕事量が多すぎて手が回らない時は、まずは社内のリソースを見直し、周囲に協力を求めることが大切です。

なぜなら、1人で抱え込まずに分担することで、精神的な余裕が生まれ、仕事の効率も良くなるからです。

誰かに頼ることは決して甘えではありません。あなたが倒れてしまっては、元も子もないですよね。

「やればやるほど仕事が増える」と感じた時こそ、自分だけで解決しようとせず、頼れるものは積極的に活用していきましょう。

 

転職活動を始めて自分に合った環境を見つける

仕事のやりがいよりも苦しさが上回ってしまう時は、転職活動を始めることを検討してみてください。

なぜなら、自分に合った職場に出会えることで、今の辛さから解放される可能性が高まるからです。

特に忙しい方は、転職エージェントのサポートが強い味方になります。日程調整や企業とのやり取りを代行してくれるので、仕事の合間にもスムーズに転職活動を進められますよ。

無理して今の職場にしがみつかず、一歩踏み出すことで、働きやすさを手に入れられるかもしれません。

 

退職も視野に入れて本気で環境を変える

あらゆる手を尽くしても改善しない場合は、退職を視野に入れることも選択肢の一つです。

なぜなら、限界を超えてまで働き続けることで、心身の健康を損なってしまうリスクがあるからです。

「上司が怖くて辞めると言えない」という場合でも、退職代行サービスを利用すれば、自分で直接伝えることなく退職が可能です。

あなたの人生は、あなた自身のもの。自分を大切にするために、時には環境を断ち切る勇気も必要です。

 

 

【Q&A】やればやるほど仕事が増えると悩んだ時の疑問に回答

ここでは、「やればやるほど仕事が増える」と悩んだ時に感じる疑問について、分かりやすく回答していきますね。

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。

 

どれだけ頑張っても終わらないのって自分のせい？

自分の努力が足りないと感じがちですが、実は仕事の量や環境の問題であることも多いです。

業務が属人化していたり、サポート体制が不十分だと、頑張っても終わらない状態が続いてしまいます。

 

なんで頼まれていない仕事までやる羽目になるの？

真面目で責任感が強い人ほど、自発的に手を出してしまう傾向があります。

また、周囲から「やってくれる人」と見なされると、自然と仕事が集まりやすくなるのも一因です。

 

頑張っても評価されないのって普通？

残念ながら、仕事量の多さや努力が正当に評価されるとは限りません。

目立つ成果や数字にならない仕事は見過ごされやすいため、自分からアピールすることも必要です。

 

断ると悪く思われそうで断れない…どうしたらいい？

「申し訳ない」と感じる気持ちは自然ですが、自分のキャパを守ることも大切です。

曖昧にせず、「〇日までこの業務があるので難しいです」と具体的に伝えると印象も柔らかくなります。

 

この働き方ってずっと続けて大丈夫？

体力やメンタルに無理がある状態が続くと、いつか限界が来てしまいます。

今の働き方を見直すことは甘えではなく、自分を大切にするための選択です。

早めの対処が、未来の自分を守ることにもつながります。

 

【まとめ】やればやるほど仕事が増えると悩んでいるあなたへ

「やればやるほど仕事が増える」と感じるのは、それだけ真面目に一生懸命取り組んでいる証です。

でも、その頑張りが報われず、心が疲れてしまう前に、立ち止まって環境や働き方を見直してみることも大切です。

無理を続けるのではなく、自分を大切にできる働き方を選んでいきましょう。

小さな気づきが、これからの働き方を変えるきっかけになるかもしれません。